あなたがメディア! Mediactive
ダン・ギルモアの「Mediactive」の邦訳「あなたがメディア!ソーシャル新時代の情報術」が出ていたので、渋谷ブックファーストで購入して読んでみました。ダン・ギルモアというとベイエリア屈指のジャーナリスト、ジョーイのお供でシリコンバレーに出張したときなどにお会いしたことがあります。ということで、読後の感想と思うところを。
ダン・ギルモアの「Mediactive」の邦訳「あなたがメディア!ソーシャル新時代の情報術」が出ていたので、渋谷ブックファーストで購入して読んでみました。ダン・ギルモアというとベイエリア屈指のジャーナリスト、ジョーイのお供でシリコンバレーに出張したときなどにお会いしたことがあります。ということで、読後の感想と思うところを。
わたしが働いている株式会社ニューズ・ツー・ユー著の「ウェブPR力」という本が翔泳社さんから出版されます。
「マーケティングとPRの実践ネット戦略」の著者であるDavid Meerman Scott さん から、新著「World Wide Rave」が国際郵便で届きました。ありがとうございます。
「マーケティングとPRの実践ネット戦略」について、Web 担当者 Forum の、いつもなにかとお世話になっている安田編集長から書評をいただきました。これが長い、そして熱い!安田さん、ありがとうございました。
最近のエントリーは本のことばかりなのですが、気にせずドンドンいきます。やっと本屋さんに並び始めた「マーケティングとPRの実践ネット戦略」ですが、宣伝のために Modern Syntax Radio Show (モダシンレディオショー) に出演させてもらいました。
詳しい内容はぜひ聞いていただきたいところ...しかし、本をネタに話をしたのですが、いちばんいいところが...。くぅ。
「マーケティングとPRの実践ネット戦略」は日経BP社さんから出版されるんですが、その日経BP社の NET Marketing Online にインタビュー記事が掲載されました。写真が出ていてちょっと恥かしいのですが、まじめにインタビューに答えていますので、ぜひ読んでいただけると幸いです。
「マーケティングとPRの実践ネット戦略」の原著者の奥様、渡辺由佳里さんの「洋書ニュース」にも本書が原書とともに紹介されていました。
洋書ニュース: 新しいPRの法則が机上の空論ではないことを証明する本 最初に告白しておきますが、著者のDavid Meerman Scottは私の夫です。 夫の作品だから宣伝すると思われるのが嫌でこれまで書きませんでしたが、今月日経BP社から日本語版が出版されるのにあたり、ちょっと面白いいきさつをご紹介しようと思います。
宣伝するとかえって逆効果になる場合もあることは同感です。確かに身内の宣伝って難しいですね。この課題への対処方法は、透明性の確保だと思います。
David Meerman Scott の著書「The New Rule of Marketing and PR」の翻訳をやらせていただいたのですが、この程「マーケティングとPRの実践ネット戦略」というタイトルで日経BPから出版されることになりました。ワーイ。
ニューズ・ツー・ユーのマイボス、神原が共著者の一人に名を連ねている本「宣伝費をネット広報にまわせ」がオフィスのデスクの上に置いてありました。これはブログに書け、というボスの命令だと理解しました。ということで宣伝のためにブログに書いてみたいと思います。しかし、ただ宣伝を書いても誰が読んでくれるというのでしょう。ここでネット広報の真髄のひとつ披露。
「宣伝するためには宣伝してはならない」
読む人にとって価値のある情報を提供することが重要なんです。ということでがんばって書きました。続きをどうぞ。
いまさらですが「そんなんじゃクチコミしないよ。」読了しました。著者の河野さんとは、シックス・アパートで一緒に働いていましたが、献本でいただいたものではなく、近所の本屋さんで自分で購入したものですので、決していわゆる Pay Per Post でも、献本+レビューによるクチコミ効果を狙ったものでもありませんので、そこんところよろしくです。って、なんでそんなことまで書かないといけないんだろう...。
ともかく、以下、感想を。ネタバレ注意です。
ネタフル専属カメラマンとして参加し、幸運にもタモリさんカレーを食べることができたカレー部例会の会場で紹介されていた「ゲドを読む」届きました。
29man こと渡辺さんから献本いただいた「Webキャンペーンのしかけ方」を読みました。ウェブ広告というかインタラクティブ広告の世界を広げるべくチャレンジし、実績も積みあげてきた4人の視点からみたネット上でのアプローチがさまざまに語られていて面白かったです。単なる商品の告知や機能説明ではない、ネットならではのやりかたがいろいろあって参考になりました。献本ありがとうございました。
インプレス R&D から「WEB2.0の未来[ザ・シェアリングエコノミー]」をいただきました。昨年9月にあった、THE NEW CONTEXT CONFERENCE2006 のスピーカーの講演内容を収録した本(ムック)です。わたしはちょうどこのとき旅行に行っていたため参加できなかったのですが、講演者の豪華さ、内容の確かさ、ともにすばらしいものだったと聞いていましたので、本になってあらためて読めるのはうれしいです。ありがとうございます。
時事通信社の湯川鶴章さんのポッドキャストシリーズ「IT潮流」が本になったとのことで、出版記念イベントにおじゃましてきました。たまたま縁がありまして、昨年、湯川さんの IT潮流に登場させてもらっています。わたしを含め、50人ほどいる登場人物のなかから、わたしを除く15人を厳選して作られた本のタイトルは「ウェブを進化させる人たち」です。メンバーをみれば、なっとくの15人でしょう。
本を買わなくてもサイトにいけば聞くことができますが、15人分を聞くのはかなり大変です。そんな人はこの本を買うと便利です。たしかにポッドキャストを本にするのはいいアイデアだと思いました。エライです。
今日、仕事の合間に本屋さんをのぞいてみたら、鉄子の旅の第6集がでていました。鉄子の旅というのは、日本の鉄道全駅制覇達成の猛者である横見さんと、鉄道なんか興味ないけど駅弁に釣られてしまった漫画家の菊池さん、そして編集者の人が一緒に鉄道の旅をして、その様子を紹介するという、いってみればそれだけのマンガなのですが、すごいのはその内容の濃さ。紹介する路線、駅、そして内容がナンともマニアックで面白いです。いつだったか、ある日、本屋でみつけて以来、毎巻買っては楽しんでいたのですが、今回の6集は完結編、これまでの旅を思いだしながら、読みました。あいかわらずのテンション、とても面白いです。連載終了なんて残念です。年に一回くらいでもいいから続けてほしいです。と思っていたら、なんとアニメ化するようです。まだまだ楽しませてくれそうです。
まだ、鉄子の旅を読んだことない人は、即刻、すぐに最初から読むことをおすすめします。全6集BOXをどうぞ。
鉄子の旅を読んでいると、子供のとき、時刻表を読んで楽しんでいたことがあったなあ、と思い起こしました。東京の都心にばかりいると、時刻表を気にすることなんて終電間際くらいのものです。のんびりできる身分になったら、鉄道の旅もいいなあ、と思ったりするけど思ったりするだけの今日この頃です。はい。
スタイルシートスタイルブック2 「ちゃんとCSSするためのスタイルガイド入門」 を著者の上ノ郷谷さん からいただきました。これまた出版からずいぶん時間が経っていますが、共著者の皆様、出版おめでとうございます & ことしもよろしくおねがいします。
PHP×WebサービスAPIコネクションズ (amazon)
「PHP×WebサービスAPIコネクションズ」という本を著者の秋元さんから献本いただきました。ありがとうございました。PHP と書かれていますが、この本の実態は世の中にある公開APIを秋元さん流の胡椒のきいた文章で紹介するという本で、サンプルが PHP で書かれているだけ。他の言語の人でも、さほど問題ないでしょう。情報通の秋元さんだけに紹介しているサービスも多岐にわたっています。普段、ネットニュースジャンキーに「そんなこともしらないの?」といわれて悔しい思いをしている人は、この本を読んで一気にキャッチアップしましょう。
「『ヒューマン2.0』とは日本人の革新である。日本人は重力に魂を引かれた人々の集まりであり、この美しい国を食い潰そうとしているのだ。シリコンバレーにでる事によって、日本人はその能力を広げることができると、なぜ信じられないのだ。日本を自然のゆりかごに戻し、日本人はシリコンバレーで自立しなければ、日本は美しい国ではなくなるのだ...」
翔泳社から、WEB2.0 キーワードブックという本がでています。わたしも少しだけ書きました。
先日見本誌が届いたのですが、ぱらぱらとページをめくっていくと、本当に執筆陣がなにげに豪華です。気になる執筆者がいる方はチェックですね。
最近の Web 2.0 ブームではいろんな言葉が作られたり、様々な意味で使われたり、と少々食指気味ですが、そんなキーワード満載な本になっています。WEB 2.0 キーワードブックといっても、関係ないキーワードも一緒に載っているような気もしますが、そんなことを気にしていては、Web 2.0 ブームは語ることができません。かく申すわたしは「ブログ」の部分を担当させていただきました。今回の執筆のポイントは、「Web 2.0」という言葉を使わずに、いま起きていることを説明できるか、としました。どんな風に仕上がっているか、気になる人は、本屋で手にとってご覧ください。
ダン・ギルモアの力作「We the Media」の邦訳「ブログ - 世界を変える個人メディア」を朝日新聞社からいただきました。ありがとうございます。ちゃんと読みました。充実した内容(それもブログなどの話ばっかりで、ちょっとマニアックなのに...)、訳も丁寧で、この本が日本で出版されたことは、とてもよいことだと、強く感じました。彼の国でも有名なジャーナリストでブロガーでもあるダン・ギルモアの圧倒的な取材力に支えられた豊富な情報により、この5年間 (1999-2004) のブログの歴史が網羅されています。ブログってなんだろう、といまだに困っている人は、この本を読んでみましょう。きっと誰よりも詳しくなることができます。わたしがブログに関わるようになったのは2002年頃からですが、ちょっと懐しくもなるような記述をそこかしこに見つけてしまいました。
しかし、この本はブログの歴史書でも解説書でもありません。ブログだけにとどまらず、Wikiなども含めて、普通の人々が発信する情報が、インターネットという新しいテクノロジーの力を借りて、メディアとしての価値を発揮していく様を実例を示しながら描いています。「ブログ・ジャーナリズム」という言葉は日本にも届いていますが、実態として何が起きているのか、これからどうなるのか (もしくは、なってほしいのか) ということが書かれており、流行に乗ってブログを導入したけど、これからどうしよう、というブログの運営者の皆様にも読んで損のない一冊だと思います。
村上龍さんの新作「半島を出よ」がでました。「13歳のハローワーク」の取材と並行して、こちらの取材もすすめられていて「北朝鮮のことを調べているんですよ」とおっしゃっていました。そんなお話をしたらからでしょうか、ある日、オフィスにいくと上下巻セットで送られてきていました。忙しくて、しばらく会社の机に飾っていたのですが、折角の連休なので持ち帰って読むことにいました。で、さきほど読みおわったところです。
今日の朝、出勤時に駅のホームの売店にいくと、刺激的なタイトルの表紙をみつけました。「日記&ブログ術」ということで、日経ビジネス・アソシエの特集記事が、目標を叶える「日記 & ブログ」のパワーというタイトルの記事でした。表紙には大きな文字で「ブログ」と三回も書かれています。
これはチェックしなければ、と思い、買って電車にのって開いてみると...
なんと25ページに及ぶ記事のなか、ブログに言及されているのは見開き2ページのみ。はてなを活用している早稲田大学の先生の記事だけでした。ゼミ生で「はてなグループ日記」機能を活用しているという記事です。記事の内容に罪はないと思いますが、のこりの23ページは手書きの日記。表紙の気合と記事の分量に大いなるギャップを感じました。「ブログのパワー」というからには、もっと充実した記事を作っていただきたい、と思います。
宣伝会議の2005年1月号に「次世代注目のトップマーケター8人」の一人として掲載していただきました。ありがとうございます。見開き2ページに写真入りという、破格の扱いです。なんと、あの「ダーリンは外国人」でお馴染みの小栗さんと一緒です。光栄です!
ちなみに、旦那さんのトニーさんとは blogger meetup で一度だけお会いしたことがあります。当時はマンガの存在などしらず、ウェブやウェブログにおける多言語化と文字コード問題について、語りあっていました。これもある意味での言語オタク会話なのかも...。
そういえば、インプレスから「はじめよう! みんなのブログ」というムックがでていています。見本誌を送っていただきありがとうございました。内容をみると、ブログをはじめるための入門書といいましょうか。どこぞの入門書もわかりやすい、といわれたりしたので、私が常日頃、簡単と申し上げておった内容が如何に難解且つ不可思議な用語に満ち溢れていたかをする会得するに良い機会で有った事を述べずにはおられません、というくらいに簡単、簡潔な説明にあふれています。まったくブログはわからないが、なにから調べていいか、という方にはおすすめだと思います。はい。
iNTERNET Magazine の8月号がとどきました。今月のタイトルは「アダルトサイトに学ぶウェブビジネス」。なんか表紙からしていつもと違いますね。創刊10周年特別付録のプロバイダーマップが霞んでいます。
まだ読んでいませんが、Winny の記事や Technorati の Dave Sifry のインタビューなどが注目でしょうか。
今月は、Atom の記事をちろっと載せていただきました。よろしければ、ご覧ください。
長野さんと増田さんのブログ本がとうとうでました。送っていただきありがとうございます!
タイトルは「1日5分の口コミプロモーションブログ」。思えば去年の今頃「英治出版から、他にもブログ本がでるらしい」という噂に、わたしはあわてて本を書いたような...。
iNTERNET Magazine 6月号が届きました。発売日より早く、タイムリーに届くのは初めてかもしれません。いつの間にかブログ・マガジン化しているiNTERNET Magazineですが、今月はブログでプチ・ビジネスが特集です。おまけに Movable Type 3.0 の記事を載せてもらっています。ちょっとだけ詳しめに書いてみましたので、よろしければ読んでください。
注目は付録「もっと知りたいココログ」です。モブログの写真がちゃんと「ネコ」なのがいいですね。
来月もブログ特集のようで、やっぱりブログマガジンにしたほうがいいと思います。
iNTERNET Magazine 5月号が届きました。ウェブログマガジン化している感がある :-) 最近のiNTERNET Magazine ですが、今月は Movable Type, Nucleus, Blosxom, tDiary の紹介です。Movable Type の記事を書かせていただきました。Movable Type のインストールと設定を数ページで行うのは、さすがに困難なような気がしています。
個人的に興味をもったのはGoogleと悪徳商法マニアッ クスの記事です。当事者でもないので、この件自体については興味深く見守っているだけなのですが、削除してほしい側、削除されたくない側などいろいろな立場の人の考えが垣間見ることができて興味深いです。「基準」をきっちり定めるべき、とか書かれていますが、基準が曖昧な以上、運営者(社?)の顔が見えるのか、見えないのか、ということが重要になっているような気がします。
もうひとつ、ソーシャルネットワークの記事もありますね。先月かなにかの巻末言には「Orkut で、知らない人からのおともだちのお誘いに No を押せない人」という話を聞いて「Orkut への興味を失った」と書かれていたように覚えております。リアルでは本音と建前を上手に使いわける人がたくさんいますが、情報の透明性の高くなるネットでも可能になるのでしょうか。日本のソーシャル・ネットワークの運営者が、どのようなサービスポリシーと個人情報の保護の仕組みを作っていくのか、匿名性を高めたものは、すでに「出会い系」として存在しているわけですし、そうでないなにを作っていくのか、個人的にも興味津々です。
買った本の紹介ばっかりしていますが、こんどは「理系白書」です。
毎日新聞の連載をまとめたこの本のサブタイトルは「この国を静かに支える人たち」とあるように、たまに注目されることもあるけど、普段はなにやっているかわからない(と思われている?) 理系の実体について、取材などをもとに明らかにしようとしています。
本屋さんで、先日買った本を続いて紹介しましょう。
旅の指さし会話帳 という本は、旅行のとき、言葉が通じなくても「ココ」と指さすだけで、相手に自分のいいたいことを伝えられるスグレモノの本なのですが、この本の「JAPAN (English Edition)」がでていました。なんと英語版になっていて、英語が得意な人が、日本で使うために作られた本のようです。外人さんに伝えにくい料理のこと、たとえば「アンパン」(sweet bean paste bread) とかの英語がわかるので、海外の人と合うことの多い日本人にも便利っぽいです。カタカナ言葉に毒されつつも、かわらず英語苦手なままのわたしのような人にもいいかもしれません。後半には、日本のカルチャーをエッセイ風に英語/日本語でまとめていて、これも意外に面白かったです。
国内編として大阪編 もありました。ネイティブ大阪人なわたしとしては、ちょっと気になります。
この本、今度、Trott 夫妻が来日したときにはプレゼントしたいと思います。
最近は本を買うときは Amazon で買うことが多いのですが、ふと思いたち、散歩がてら、ひさびさに紀伊国屋書店・新宿南口店にいってきました。ウェブログ本コーナーがあってビックリしたりながら、(インプレスのウェブログ入門は、なぜか置いていなかったのですが...) 30分ほど見てまわって何冊か買ってしまいました。ネットでポチポチといろんな本を見つけるのもいいのですが、自分の専門外な分野の本などは、本屋さんに行くと新しい発見ができるようです。きっと時間軸の単位が違うんでしょうね。で、その内の一冊が「常用字解」という漢字辞典です。普通の辞典と違うのは、漢字の意味自体に注目していること。甲骨文字とかの字体の起源も書いてあったりして、普段なにげなく使っている漢字の、意外な意味を知ることができて面白いです。で、この辞典で「人」という字を調べてみました。
村上龍さんから「13歳のハローワーク」という本をいただきました。ありがとうございます。会社に取材にこられたときに、ちらっとお話しさせていただいたのですが、そのときのことを覚えていただいていたようで光栄です。この本は13歳の少年少女にとって、自立という意味で将来を考えようとしたときに、どんな職業があるのか、どんな職業が向いているのか、という問題に答えようとしています。値段は 2,600 円とちょっと高いのですが、かなり充実して、ズシリと重い本でした。
以前、ちらっと書いた、MIT Technology Review の日本語版が、いま手元にとどきました。届いたのは、2003年5月「試作版」です。まだペラペラと見ただけですが、本誌の雰囲気そのまま、先端テクノロジーを取りあげ解説している感じで、わたしは好きです。
関さん、ありがとう!
Lawrence Lessig 氏の「The Future of Ideas」の邦訳「コモンズ」を読みました。氏の主張は共感できるところが多く、参考になります。細かいところで気になる部分(無線のスペクトルとか)はありましたが、全般的にうなずく部分が多くあります。
これを読んで思ったのは「実験してみたい」でした。
日経BPが MIT Technology Review の日本語版を出すそうです。先日sekiさんに教えていただきました。
毎号読んでいるのですが、薄いけど、話題が豊富でなかなか面白い雑誌です。技術、ビジネスのバランスがとれていると思います。別に、MITのことしか書いていないわけではなくて、シリコンバレーや、他の国のことも書かれています。情報の鮮度、ということではウェブには勝てませんが、ちょっと余裕のある時間、まとめてページをめくる感覚は、まだ紙媒体のもつ良さとして健在です。
この雑誌のことは、随分前に Chika さんに教えてもらいました。雑誌の内容はネットでも公開されています。その後、米国に出張した際、ふと本屋をのぞいたらおいてありました。米国では、こういう雑誌が $4.99 で書店に置いてあるわけで、日本にもこういう雑誌が気軽に読める環境があれば、とつくづく思いました。日経BPには薄いままでいいから、いい内容でがんばってほしいです。
高くないといいなあ。
GONZO marketing を読みました。相変わらず、山形浩生氏の訳には慣れられず読みづらかったのですが、面白い切り口でマーケティングを語って(騙って?)いて、共感できる部分もありました。
訳者が詳しく内容を示しています。
山岸俊男の「心でっかちな日本人」という本を読みました。この方は実験を通して安心と信頼の違いや日本人と諸外国の人の考え方の違いを考えていて、この本では、日本人は実は集団主義的な考えではなく、利己主義的なくらい個人を重視するということを明かにしています。学校や会社でのいじめの構造や、レミング的な集団行動にも新しい視点を提供してくれます。タイトルの「心でっかち」というのはいいネーミングだな、と思いました。頭でっかちな人におすすめです。
今日は特にやることなかったので、最近買った本を。ブルース・シュナイアーの「暗号の秘密とウソ」は彼の「Applied Cryptography」への反省を含めた本で、暗号応用における、理論と実践の違いがわかりやすいですが、ある程度知っている人でないとつらいような気もします。訳も個人的には好きではないです。
安藤忠雄の「連戦連敗」は建築家がコンペへの挑戦を通してみる逆境との戦い方の本です。以外だったのは、安藤忠雄といえば著名な建築家でコンペも連戦連勝なのかと思っていたのですが、実はほとんど外れで、外れると儲けがないので痛いとのこと。それでも挑戦しつづける姿勢には感服します。
ソウヤーの「フレームシフト」は遺伝子工学とミステリーを組みあわせた感じの小説でした。ソウヤーというと、なんといっても一番のおすすめは「ターミナル・エクスペリメント」ですが、それに劣らない出来でした。彼は工学を無視しない程度に使って、でもあまりハードSFにならないで話をすすめます。あんまり考えないでも読めるのでおすすめです。
最近、本棚を新調したので、本を買う余裕ができました。しかし、まだまだ手をつけていない本が山積み...。