ウェブと進化
時事通信社の湯川鶴章さんのポッドキャストシリーズ「IT潮流」が本になったとのことで、出版記念イベントにおじゃましてきました。たまたま縁がありまして、昨年、湯川さんの IT潮流に登場させてもらっています。わたしを含め、50人ほどいる登場人物のなかから、わたしを除く15人を厳選して作られた本のタイトルは「ウェブを進化させる人たち」です。メンバーをみれば、なっとくの15人でしょう。
本を買わなくてもサイトにいけば聞くことができますが、15人分を聞くのはかなり大変です。そんな人はこの本を買うと便利です。たしかにポッドキャストを本にするのはいいアイデアだと思いました。エライです。
イベントでは、GMO-VP の村松さん、Globis Capital Partners の小林さんと湯川さんがパネル形式で IT 業界を俯瞰するというセッションがありました。ここではセカンドライフの話がでてきました。最近、どこにいってもセカンドライフについて話していたり、聞かれたりしている気がします。どうしてかな。
今回、イベントでお三方の話を聞きながら思ったことを一つ。このようなイベントに限らず、ベンチャーキャピタリストへの質問でよくあるのが「ベンチャーキャピタリストが注目する有望企業、次の投資先、ホットエリア」です。この質問、まず、本当の答えを期待してはいけません。自分が担当する投資先や、開拓した分野の話がでてくるくらいでしょう。自分の投資先は、当然、有望に決まっていますので、これ以外に答えようがありません。また、検討中の投資先の情報は、記者に例えていうならスクープのようなものです。記者さんに、次のスクープを教えてくれっていわれて、正直に答える人はいないと思います。なるほどそれで、みんなセカンドライフがおもしろいというのかもしれません。
ちなみに、エントリーのタイトルは担当編集者の方の希望を最大限に尊重してみた結果です。
イベントで写真をとってきました。興味のあるひとはどうぞ。
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