dh memoranda

徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

のんびり

今日は特にやることなかったので、最近買った本を。ブルース・シュナイアーの「暗号の秘密とウソ」は彼の「Applied Cryptography」への反省を含めた本で、暗号応用における、理論と実践の違いがわかりやすいですが、ある程度知っている人でないとつらいような気もします。訳も個人的には好きではないです。

安藤忠雄の「連戦連敗」は建築家がコンペへの挑戦を通してみる逆境との戦い方の本です。以外だったのは、安藤忠雄といえば著名な建築家でコンペも連戦連勝なのかと思っていたのですが、実はほとんど外れで、外れると儲けがないので痛いとのこと。それでも挑戦しつづける姿勢には感服します。

ソウヤーの「フレームシフト」は遺伝子工学とミステリーを組みあわせた感じの小説でした。ソウヤーというと、なんといっても一番のおすすめは「ターミナル・エクスペリメント」ですが、それに劣らない出来でした。彼は工学を無視しない程度に使って、でもあまりハードSFにならないで話をすすめます。あんまり考えないでも読めるのでおすすめです。

最近、本棚を新調したので、本を買う余裕ができました。しかし、まだまだ手をつけていない本が山積み...。