WEB2.0の未来
インプレス R&D から「WEB2.0の未来[ザ・シェアリングエコノミー]」をいただきました。昨年9月にあった、THE NEW CONTEXT CONFERENCE2006 のスピーカーの講演内容を収録した本(ムック)です。わたしはちょうどこのとき旅行に行っていたため参加できなかったのですが、講演者の豪華さ、内容の確かさ、ともにすばらしいものだったと聞いていましたので、本になってあらためて読めるのはうれしいです。ありがとうございます。
このムックには、最近話題の Second Life ネタだけでなく David Isenberg の Stupid Network や伊藤穰一のシェアリングエコノミーも日本語で収録されています。この本の文字原稿は Creative Commons ライセンスになっています。cc-by-nc/2.1/jp ですね。もう、これだけも十分、出版された意義があろうというものです。
ムックなかで、ジョーイが Bubble 2.0、すなわちWeb2.0のブームにおけるバブルの兆候が見えはじめたと語っています。この点についてはわたしも同感ですが、バブルというのは実態を越えた過剰評価であって、Web2.0的な新しいムーブメントが着実にネットの世界に広がって、徐々に浸透してきている実態については疑いようもなく、ブームに躍らされることなく、また、逆にブームだからと目を閉じることなく、冷静に現状を認識して先を見据えることが、いずれくるであろう Bubble 2.0 とその崩壊を生き抜くために必要なことだと思います。
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