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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

ブログと政治活動と選挙活動

今日(4月4日)、知り合いのブロガーに呼ばれて、いままさに行われている東京都知事選の立候補者(以下、あえて「候補者」と書きます)の一人を囲む会合、いわゆる討論会というのにいってきました。話としては、IT やネット界隈の現状を理解して都政に活かしていただきたい、政治的な話はあまりしないということでしたが、マスコミの取材が入るという話も事前に聞いていまして、まあ、きっとブロガーがなんとかという話なのかな、とか思いつつも、行ってみました。わたしは、世論調査の分類でいくと「無党派層」にあたるんだと思います。いってみますと、いわゆる名の通ったブロガーが何人かいました。

会場で話を聞いていますと、誰が企画したのかわたしは知りませんが、主催はブロガー側ということでした。この時期なので当然のこと候補者は大変忙しく、実際に候補者と話しができる時間は30分間。始まる前に、今日の趣旨、そして候補者の政策、公職選挙法での扱いについての説明を聞き、その後、候補者との対話を行いました。マスコミの方は最初の挨拶の間だけ撮影をして、そのあとは候補者とブロガーだけで会はすすみます。事前に集めた質問について候補者がコメントする形式になって、実際のところ30分のほとんどは候補者のお話を聞いていたと思います。時間がすぎたところで最後に記念撮影。集合写真を取りました。会合中、写真も取りましたし、メモもとってはありますが、内容やそれについての意見は選挙期間中は書く気はありません。選挙終了後にちょっと書くかもしれませんが、どうしようかなあ。

去年くらいからブログという言葉は一般化しましたし、ブログを通した政治活動はかなり一般的になりつつあると思いますが、ご存知のとおり選挙活動については法令により制限されています。会場でも説明されていた方がコンプライアンスが大切と何度もおっしゃっていました。個人的には、法律の改正などを通して、ブログというか、ネットを選挙活動にも使えるようになるほうがよいと考えます。これからの選挙では、一方的に政策を伝えたり、ましてや名前を連呼するのではなく、対話を通して、政策を磨いていくことが重要だと思います。そう、マーケティングがマス広告だけでなく、インタラクティブなものが広がっているようにです。せっかくネットという新しいメディアを手にいれたのだから、活かされるべきでしょう。

会合が終了したあと、マスコミといいますか報道各社の記者さんからインタビューされました。今回の会合について意見をきかれたので、
「このような形で直接対話をしようという試み自体はすばらしいことだと思います。しかし、今回は時間も限られていたから、候補者の話を聞いている時間が大半でした。候補者はブログ自体はご存知ないようでしたが、なんであれ意見を持って人に伝えようとする人の話は今後も聞いてみたい、今後もこのような機会を設けて対話を続けていきたいといっていました。その際には、お互いに意見を交換できるようになれば、よりよいと思います。」
という趣旨でお話をしました。実際のところ、どなたが当選されるにしても、今後も都政について都知事と意見を交わすようなかたちで対話できる場をつくることができるなら、それは単純にすばらしいことだと思います。ブログでも、会議室でもなんでもいいので、そういう場であったり機会であったりができることを、一都民として希望します。

また、今回の会合が、いつ、どのような形で報道されるのか、ちょっと見守ってみたいと思います。ドキドキ。