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お客様は神様です - 広告費をネット広報にまわせ

宣伝費をネット広報にまわせ(amazon)

ニューズ・ツー・ユーのマイボス、神原が共著者の一人に名を連ねている本「宣伝費をネット広報にまわせ」がオフィスのデスクの上に置いてありました。これはブログに書け、というボスの命令だと理解しました。ということで宣伝のためにブログに書いてみたいと思います。しかし、ただ宣伝を書いても誰が読んでくれるというのでしょう。ここでネット広報の真髄のひとつ披露。

「宣伝するためには宣伝してはならない」

読む人にとって価値のある情報を提供することが重要なんです。ということでがんばって書きました。続きをどうぞ。

この本の著者は、時事通信の湯川さん、元電通、江戸川大学の濱田先生、プラスアルファ・コンサルティングの鈴村さん、ネットイヤーの石黒さんという錚々たる面々です。この著者陣が共通して唱えていることは「広報は宣伝、マーケティングと垣根がなくなり、企業の重要な戦略部門になる」ということだと思います。インターネットの発達により、コミュニケーションしやすくなった結果、いままでであれば限られた接点で済んでいたはすの企業の内と外の境界は、点から線へと変化していると思います。そして、その境界線を担当する広報は英語だと Public Relation、直訳すると「公との関係」です。企業の内と外とのインターフェイスの役割を担う広報が、インターフェイスの変化、拡大に伴い、ときには企業の生命線を握るというのは過言ではないでしょう。

広報がマーケティングと融合していくその先にはなにがあるのでしょうか。わたしの頭には「お客様は神様です」という言葉が自然に浮びました。みなさんご存知、三波春夫の有名なこの言葉の意味、実は誤解されていると思っています。「お客様は神様だから言うことを聞きましょう」なんですが、もうちょっと詳しく考える価値があります。NHKの「あの人に会いたい」という番組があるんですが、そこで三波春夫は自分でこの言葉の意味を紹介していてこういっています。

「お客様というのは本当に先生なんですよね」

三波春夫が演劇の世界から浪曲の世界に移ったのは「もっと唄を聞きたい」というお客様の声がきっかけでした。本当に必要とされていること、本当に大切なことに自分では気がつかないことは往々にしてありがちなことです。自分でも気がつかないことを教えてくれるお客様の声はとても大切です。三波春夫はさらにこう語ります。「お客様は偉大な力を盛っています。舞台にあがったとき、お客様は偉大な力を与えてくれます。まるで神様のような存在です」お客様から必要とされる以上に喜ばしいことはない、それは全くもって同感です。

広報の仕事はインターフェイスですが、インターフェイスの役割は情報を発信するだけではなく受信することでもあるはずです。会社が次に進むべき方向を、お客様の声から吸い上げてフィードバックするのも広報、マーケティングの仕事になるのです。

お客様から価値のある情報をもらえるようになるためには、どうすればいいのか。なにごとも Give and Take ですからまずは価値のある情報を発信することが重要です。これこそ、広報の人の得意分野ですよね。

これからの広報は否応無しに顧客と直接の接点をもつことになるでしょう。インターネットから逃げることもできません。どうせ逃げられないんだからやるしかありませんね。インターネット時代の広報「ネットPRは」慣れるまでは手間がかかるかもしれませんが確実にコストエフェクティブです。それよりなにより、インタラクティブです。お客様の声が直に聞こえてきます。なにかと予算の確保が難しい、いまの時代にピッタリですから、ぜひ実践してみることをおすすめします。

実践するときは、ぜび News2uリリースをご利用ください。

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