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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

VAIO type P と銀ブラ

VAIO Type P in Ginza

先日、1/10のお昼、AMN経由でソニーさんからお誘いいただいて、銀座のソニービルで行われた VAIO type P の体験説明会に参加させていただきました。書くのが遅くなりまして、完全に出遅れました...。

VAIO Type P Green

VAIO Type P Poster

説明はプロジェクトマネージャーのすずいちさん、発売前の VAIO type P をいきなり分解していた方ですね。その本人に説明いただく機会をいただきました。ありがとうございます。

Type P base plan

Type P Target of Design

type P の設計思想や開発アプローチなどを聞きました。すでにいろんなところで記事になっているので詳しくは割愛しますが、製品への愛がとても伝わってきました。

で、本日のメインイベントが VAIO type P をもって銀座の街にくりだして体験するという企画。type P には Place Engine と PetaMap が入っていて、これを活用して銀座の街へ...という企画なのですが、12時過ぎの銀座の街に放り出されて、制限時間は1時間。ソニーさんのご好意で QUOカード1000円分をいただいたのですが、使えるところを探している場合ではないだろうと、以前から知っている洋食屋さんに入りました。ちなみに、紅一点の wada さんがたまたまエレベータで一緒。そのまま一緒に銀座でデートです。わーい。って、徳力さんも一緒でしたが。

道中、PHS300の電源をオンして、歩きながら VAIO type P のネットワーク設定をして、お店につくころには無線LANの設定完了。歩きながらでも操作しやすかったです。というのも、キーボードの縁がちょっと凹んでいて左手の指がかかりやすかったからです。わたしのスタイルは、左手で本体をホールド、右手でキー入力です。といいつつ、徒歩5分ほどで洋食屋さんに到着、予想どおり、ちょっと並んだだけで大丈夫でした。元祖カツカレーをいただきます。

lunch with VAIO Type P

と、ランチをいただきながら type P を使っていたんですが、お世辞にも広い店ではなく、机も小さいのですが、食事を広げた横に、type P ならおさまるんです。これはいいですね。フットプリントの小ささが光る瞬間です。わださんのブログでも同じような感想が書かれていますね。はい

で、食事のあとは中央通りの歩行者天国で撮影タイムです。お決まりなので、ポケットにいれてみました。ちなみにユニクロのチノパンです。むりやりです。

VAIO Type P in Pocket at GINZA

wada-san and tokuriki-san

さらに、VAIO type P といえば封筒サイズ、ということで、ぴったりの封筒を探すべく、銀座で文房具といえば ITO-YA にいって封筒を物色しました。そして、封筒みつけました。ピッタリサイズ...って、二台入ってしまいました。小さなAC アダプターと一緒にいれてもよかったもしれません。

ITO-YA

2 VAIO Type P in Envelope

VAIO type P にはインスタントモードがついていて、XMB のインターフェイスでブラウザと Skype を起動して使うことができるというのでやってみました。インスタントモードは、実は Linux 動作していて、Linux 版の FireFox と Skype が動くというのですから、ある意味これで完結するのではないかと期待していました。しかし、これがお借りしたマシンで FireFox を利用しようとしたら遅いのなんの。XMB から X が起動して Firefox が起動して、と結構待たさせて、起動後もなんかノロノロした動きです。ちょっと厳しいなあ。すずいちさんの説明でも、Windows のスリープ復帰のほうがスピーディーなんていっていたくらいですから...。

Instant Mode of VAIO Type P

気を取り直して Vista のほうでネットサーフィンしてみましたが、こちらもなんか動作が遅い。Vista だからか、それとも HDD モデルだからでしょうか。せっかく、すばやく鞄から取り出せるというのに、ちょっともったいないですね。自分で買ったら、使いたいときはすぐ使いたいから、スリープ設定で使うでしょうね...。

また、通常に比べて密度の高い液晶画面ですが、vista の dpi 設定をいじって比べてみました。200 dpi にすると普通の小さい画面サイズに間違えそうですが、とても読みやすいです。ぼくは目がいいほうなので、高密度なほうが好みです。すずいちさんが Vista 採用の理由にもあげていましたが、自由に設定できるのはいいですね。でも、dpi 変更を考慮していないアプリの UI が崩れそうな予感...。

Vista on VAIO Type P (Standard DPI)

Vista on VAIO Type P (200 DPI)

数時間、自由に使わせていただいての感想ですが、物としての質感、満足感はとても高いです。よくつめこみましたね。type P は結構しっかりしていて、軽くて片手でもっていても、そんなに心配がありません。小さなボディーにできるだけハイスペックを詰めこんでいるのは、以前使っていた VAIO C1XF を思い出しました。2000年ですが、当時、C1XF に Linux を入れて、VMWare で Windows 2000 をインストールして使っていたんですよ。たぶん、type P もそういう使い方がいいんじゃないかと思いました。それにしても C1XF に比べて厚みが 2/3, 重さは半分です。進化していますね。この画面解像度に耐えられる方にはおすすめでしょう。マニアックですが...。

type P にはいろいろバリエーションがあります。今回は無線LANで利用しましたが、最近のPCはネットにつながっていないと意味がないと思います。そういう意味で、WANモデルも試してみたいところです。せっかくコンパクトなマシンなので、モデム外付けは避けたいですね。個人的には、モバイルホットスポットのPHS300 があるので、今回の試用でも無線LANを利用できて全然問題ありませんでした。

キータッチもこの薄さとしてはいいです。後日、英語キーボードを触ってみましたが、配列も悪くありません。個人的にはスティックの位置も問題ありませんし、よく作ってあるとおもいました。

実際、自分で買うかどうかと言われると、すっかり Mac に慣れて堕落してしまったわたしには、OS がネックで買いづらいです。せめて、インスタントモードが mylo 並みに軽かったなら買ったと思いますが、いまさら Vista マシンを使う気にはならないですね。SSD だともうちょっとマシなのかなあ。動作が遅かったのは、HDD へのアクセスのせいだと思うので、それされなんとかすれば、もうちょっとマシになるんじゃないかなあ。

個人的には、画面の広さは別にして、この大きさにフルファンクションを詰めこんだのはエライと思います。画面解像度を考えるとメインマシンには向きませんが、少々スピードが遅かったり画面が狭くても、なんでもこなせるセカンドマシンになります。そういうマシンが欲しい人におすすめだと思います。結構売れているという話を聞きますが、実際のところ、どうなんでしょうね。

最後に余談ですが、今回はメンツがとにかく濃かった。私が一番普通に近い人だったと思います。そんなイベントでした。はい。
VAIO type P 製品情報
VAIO type P - Sony Style
VAIO type P イベント写真 (flickr set)