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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

Personal Wifi Hotspot PHS300

PHS300

最近、モバイル無線ルータがどうにも気になっていました。身の回りのあらゆるガジェットがインターネット対応していってくれれば楽しいことこの上ないのですが、実際のところ、wifi 対応デジカメとか Eye-Fi とか、Chumby とかどんどんでてきているなか、無線LANのアクセスポイントをモバイル化できれば、ホットスポットがないところでも問題なし、ということになるかと思い、そんなデバイスを探していたところでした。まあ、もちろん、EMONSTER でソフトウェアモバイルルータ化という手もあるかと思うんですが、ソフトウェアアクセスポイントだと動かないことも多いので、見つけてしまったものを勢いで購入してみました。機種は、Cradlepoint 社の PHS300。URL の最後のところ phs300.php ってなっているのみて、ちょっと微笑んだのはわたしだけでしょうか :-)。

(追記: 最近の状況を新しいエントリーにしました「PHS300その後」2008.9.30)

購入は普通にオンラインショップから。US の Yahoo! Shopping で検索してみつけた GeminiComputers.com というところに普通に配達先を日本で登録してオーダーしてみたら、すぐにメールがきまして、クレジットカードはだめだけどど、PayPal で払えば送料 $63 で配送してくれる、という話になりました。日本円にして総額 22,998円。注文から到着まで10日くらいかかったかな。

PHS300

PHS300

設定は、デフォルトの状態の PHS300 に wifi で接続して、ウェブインターフェイスでやります。自動的にリダイレクトされることになっているんですが、最初うまくいきませんでした。そういうときは、http://192.168.0.1/ につなげばよいはずです。初期パスワードは MAC Address の後半3バイト分です。とりあえずは ファームウェアのバージョンアップ をしておくといいかと思います。

PHS300 and D02HW

で、早速、emobile の D02HW と接続して利用してみます。実際に利用するのに必要な設定は、モデムスクリプトとISP設定くらいでしょうか。Today's E90 さんのを参考に モデムスクリプトは

AT
AT&F
AT+irp=230400
ATDT*99***1#

ISPの設定は username, password ともに em を入力しました。

モデムは USB ポートに差すだけのはずなんですが、わたしのもっている D02HW の場合は、いわゆる 儀式 が必要で、USBケーブルで接続後、一度すばやく抜き差しすると、モデムとして認識されて接続できるようになりました。すぐにコツはつかめましたが、これはなんとかしてほしいですね。

PHS300 and D02HW

実際に使ってみた感想ですが、やはり、どこでも wifi デバイスを使えるようになるというのはとても便利です。どこでも、MacBook Air でメール読みながら、iPod Touch でネットサーフィンして...とか、chumby のデモしたりとか出来るようになります。駅のベンチや電車の中でそんなことしてたら、ちょっと変人にみられると思いますが、便利さには代えられないですし、こうなると、地下鉄など emobile の使えないところにいきたくなくなる気持ちもわかります。地下鉄の駅のホームは公衆無線LANのエリア内なので、うまくシームレスにつながってくれてもいいのですが...。

ちなみに、バッテリーのもちは公称2時間とのこと。厳密に測定していませんが、大体そんな感じだったと思います。もっともっとの人は kiyonari さんの PHS300 + My BatteryPro のように外部電源を利用するのも手ですね。

また、輸入品ならではのドキドキも。一晩、電源いれっぱなしでほったらかしたら、AC アダプターを接続し、電源を入れても WLAN ランプが転倒せず、無線が反応しなくなりました。Factory Reset を実行するため、マニュアルにかいてあるとおり、バッテリーを外して、電源を ON にし、リセットボタンを押しながら、AC アダプターを接続すると、ランプがフラッシュしてリセット完了、ちゃんと無線も復活したようです。今回は、リセットですみましたが、輸入品は故障したときが大変なので、そのあたりはご注意ください。ちなみに、FAQ にもあるとおり、充電池がとても外しにくいです。こんな FAQ を用意するくらいなら、もっと簡単な外し方を教えてほしいところです。わたしはコインを使って外しましたが、あらかじめヒモなどを下に通しておいたほうがいいかもしれません。というか、しました。

PHS300

PHS300

なんとなくまとめますと、D02HW + PHS300 + 追加バッテリー、みたいなのを一体型にして、ポケットに入るサイズにして、定額制の高速無線インターネット + パーソナルホットスポットという商品・サービスには、確実に一定数の需要があると思います。データ通信で無線LANをインターフェイスにすれば、わざわざ、デバイスでカードのフルサイズとかCFとか、USB、ExpressCard とかバラバラつくらなくてもいいし、ドライバーもOS毎に作らなくていいし、なんかそのほうが開発するほうも楽じゃないかなあ。携帯電話をいまいち使いこなせないわたしたちにとっては Stupid Network ばんざい、ですよね。

2008.5.23 追記: 今日、某会議で使ってみたら、フル充電から二時間は使えました。結構いけますね。

(追記: 最近の状況を新しいエントリーにしました「PHS300その後」2008.9.30)

(2008.10.20追記: 国内での発売情報はこちら)

(2009.1.1 追記) アマゾンでも PHS300 を買えるようです。