余市1987 - ワールドベスト・シングルモルト
先日、いつもWeb広告研究会でお世話になっているアサヒビールの方から連絡をいただきまして、ニッカウヰスキーの余市1987の受賞のお祝いのブロガーイベントにおじゃましてきました。お声掛けいただきましてありがとうございます。
余市1987は、余市で1987年に蒸留、樽詰された20年物のウイスキーだけを使って作られたスペシャルなウイスキー。このウイスキーが、なんと「World Best of Single Malt」に選ばれたというのです。すごいですね。この賞はウイスキーマガジンの発行元が主催する「ワールド・ウイスキー・アワード」のシングルモルト部門の最優秀賞だそうで、並み居る本場のウイスキーと競っての受賞。ちなみに、ベストブレンデッドウイスキーは響30年で、日本勢が二部門もとってしまったとのこと。日本のウイスキーのレベルは非常に高くなってきたと思います。
今回のイベントでは、ニッカウヰスキーの久光チーフブレンダーの説明で余市についていろいろ教わりました。どうして、竹鶴翁が余市を選んだのかや、いまや世界唯一の石炭直火蒸留の話などなど。そして今回受賞したウイスキーをいただきました。
今回受賞した余市1987はすでに完売してしまったそうですが、余市1987 NON CHILL FILTERED を限定発売中です。今回飲み比べさせていただきましたが、余市1987のエレガントに、さらにスモーキーな力強さを加えた感じで、すばらしい出来ばえでした。限定らしく、申し込み多数の場合は抽選になってしまうとのこと。本当は抽選になってほしくないので紹介したくない気分ですが、しかし、是非、味わっていただきたいです。いや、本当にすばらしいですから。残念ながら写真では伝えられません。味わっているチーフブレンダーの表情から察してください。
わたしが日本のウイスキーすごいと思ったのは2002年。当時たまたま雑誌で余市のシングルカスクが「Best of the Best」を受賞したのをみかけまして、ものは試しと注文してみて、飲んで非常に驚いたのを「シングルカスク・ウィスキー『余市』」とブログしていました。2002年、まさにわたしのブログマーケティングの原点です。シングルカスク余市、正直なところお値段は少々ではなく張りますので激しくおすすめできないのですが、それでも価格なりにそれだけの価値があるような気がしまして、以来、ちょこちょこと買っています。おすすめです。ちなみに力強いスモーキーさなら余市、マイルドなのがよければ宮城峡だそうです。わたしは余市おすすめです。
今回、会場のブレンダーズバーは初めてだったのですが、とてもいい雰囲気で、また行ってみたくなりました。バーには、あの竹鶴ノートのレプリカがおいてあって読めます。スコットランド留学のスポンサーへのレポートという形式で書かれたというノート、大学生のときにつけていた実験ノートを思い出してしまいました。わたしがつけていたノートとは比べものにならないとても丁寧な絵と字で書いてあって、これを読むと再現できる、すなわち本当に作れるような気がしてきました。で、本当に作れますか、と聞いたら笑われてしまいましたが :-)。
余市のほかにも、特別に竹鶴もごちそうになり、満足満足。どれくらい満足だったかというと、これらの顔が物語っています。
ニッカさん、久光チーフブレンダー、たのしいイベント、ありとうございました。
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