dh memoranda

徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

さようなら ISDN、こんにちは ひかり電話

RT-S300HI

自宅の電話回線、いままでずっとISDNを使っていたのですが、ひかり電話に切り替えました。なにをいまさら、という感じもしないでもないのですが、かつて電話会社で働いていた身としては、とても感慨深いものがあります。

ISDN を使い始めたのは、社会人になって東京にでてきて一人暮しを始めてから。そういえば、DSUが、いまとなっては巨大でした。最初はインターネットを使うときのダイアルアップ用として、その後、OCNエコノミーを引き込んでからは、メンテナンス用の回線として使っていました。1996年ですから、かれこれ15年使っていたことになります。長いですね。一時期、ISDN を使っていると ADSL が使えない、という話があったのですが、そのときは、ADSL用に別回線をもう一本引き込んで、ずっとつかっていました。

ISDN で楽しかったのは、PHS を収容して子機として使えたところですね。Aterm IW60 を購入、PHS を自営モードで登録すると、外では 050-xxx の PHS 回線として使えて、かつ、自宅では 03-xxx... としても使えてしまう、というものでした。PHS と ISDN の相性は、当たり前なのですがとてもよくて、外にいるときには、自宅のターミナルアダプタ(TA)を経由して自宅のサーバにアクセスする、なんていうのも簡単に設定できました。32kbps で自宅にダイアルアップ、2005年くらいまで現役で使っていましたよ。最後につかっていたのは 633S でしたね。Bluetooth 経由で鞄の中にいれたまま接続できて便利でした。

切替の手続は簡単、116 に電話して、ISDN からひかり電話に切り替えたい、といったら、スイスイと手続が進みました。実際の作業としてはうちにはすでにBフレッツがきているので、ルータを送ってもらって接続しなおすだけ。工事は局内のみでした。

RT-S300HI

自宅にやってきたひかり電話対応のルータは、RT-S300HI。うちでは、現在、Bフレッツの2セッションに別のルータをそれぞれつかっているので、さらに一台加わることになりました。とりあえず、ひかり電話で使うだけなので、送られてきたルータを ONU につなぎ、電話機をつないで電源を入れるだけ。ちなみに、うちは複数台のルータがあるので、ONU のうしろに GbE のスイッチで分岐、3台を並列に接続していますが、全然問題なく使えております。2セッション+ひかり電話。あと実はフレッツ・テレビも使っていたりする、なんとも模範的な契約になってしまっています。

気になる電話料金ですが、ISDN の基本料金2780円に、ナンバーディスプレイで630円、あわせて3410円だったものが、ひかり電話+ナンバー・ディスプレイで945円、あと同番移行の工事費が3150円とかなり節約になります。いまじゃ、携帯電話もあるし、そりゃ、みんな普通の加入電話は引かなくなるわけですよね。よくわかりました。はい。