今年も確定申告のシーズンがやってきました
もう2月も終わりの日、今年も確定申告のシーズンがやってきました。毎年やっているので、さすがに慣れてきましたが、確定申告をしているというと、いまだに驚いたり、エラいですね、といわれたりします。サラリーマンだと年末調整をちゃんとすれば、確定申告はあまり必要がないのですが、自分が払う税金の額をきちんと知る上では、確定申告は結構大切な儀式だと思っています。いままで確定申告をしていて思ったことをツラツラと書いてみたいと思います。
みなさん、自分の税率がいくらなのか、自分が払っている税金額がいくらなのか、きちんと把握しているでしょうか。商売をしていると、売上があって、仕入れや経費があって、利益があって、利益に税金がかかって、と当たり前の話になるのですが、給与所得だと、総収入があって、社会保険料や税金を事前に差っ引かれて、手取りの収入になって手元にやってくるので、その部分の構造をキチンと把握している人はそんなに多くないのではないかと思います。ちなみに、財務省のサイトに各国の実効税率のグラフがあったりします。
いわゆるサラリーマンだと確定申告を必要とする機会は限られています。主にはマンションを買ったり、医療費が10万円以上あったりした場合ですが、他にも20万円以上の副収入を得た人も確定申告の対象になります。ここもわかっている人には釈迦に説法なのですが、講演料や原稿料などは、ほとんどの場合、10%を事前に源泉徴収されています。副収入部分の税金を計算してみて、10%で払い過ぎ状態になっているひとは、20万円以下でも申告するとその分の過払いの税金を取り戻すことができます。また、副収入部分に経費を申告できる場合もあるでしょうから、20万円を越えている人も、申告してみると案外戻ってくる場合もあるかと。10%が自分にとって高いのか低いのか、自分の税金の計算をしてみないとわからないですよね。
申告って大変なんじゃないか、という声も聞きますが、自分で申告書を書いたことのある人ならみなさんご存知のとおり、国税庁の確定申告用のウェブサイト「確定申告書等作成コーナー」は年々、異様なほどに充実していっていて、いまやウェブフォームで淡々と入力するだけで申告書を作成することができます。e-Tax の手続きをしておけば、オンラインで申請まで済ませることができるのですが、手続きしていなくても、PDF で申告書が作れて、プリンタで印刷するだけで申告書が完成、あとはハンコを押して持っていくだけのお手軽さです。
ここ10年ほど毎年申告をしているのですが、税務制度は毎年刻々と変化しているので、毎年あたらしい発見をしているような気がします。いつも忙しさにかまけて、提出がギリギリになってしまうのですが、今年こそはギリギリにならないように、これから巻き返してがんばりたいです。はい。
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