インテル・ブロガーミーティングで Atom プロセッサーをみた
今年で40周年のインテルさんがブロガーミーティングを開くというのでいってきました。4月2日のインテル・ブロガーミーティングで、当日発表された Atom プロセッサーを見せてもらいました。
まずは、マーケティング本部長の江田さんのプレゼンテーションをうけました。
Atom プロセッサーはコードネーム Silverthorne といわれていたもので、x86 系CPUなんですが、注目なのはそのサイズ。小指の先ほどの面積しかありません。ニュースとかでなんとなく見て知ってはいましたが、実物を見ると驚きますね。45nm プロセスの賜物ですね。
この Atom とコントローラの Centrino Atom と組みあわせて、x86 の組み込み機器が作れてしまうわけですね。プロセッサーの動作周波数は800MHzから1.86GHz。高性能版では、HTにも対応ってことで、ちょっと前のモバイルPC向けのプロセッサパワーが、ポケットサイズにはいってくるわけです。
当日は、IDF でもお披露目されたらしい、MID (モバイル・インターネット・デバイス) も見せていただきました。当然ですが、XP/Vista で動いているそうで。MID は携帯電話やスマートフォンではなく、もうちょっと高性能なデバイスだけど、PC よりは下、そんな感じのポジションでしょうか。
x86 系なので、いろんなことができそうな予感がしました。MID を使ってなにをしたいかといわれると、いますぐにだと、ソフトウェアルータが作りたい気分です。XP, Vista ならいろいろ手もあるし、x86 プラットフォームなので、OS を Linux とか *BSD に入れかえて、さくっといいものが作れそうな予感がしています。いや、MID は x86 なんだから、そもそもソフトウェアルータにしなくても、いろいろ遊べていいような気もするんですが...なんか、そのあたりモヤモヤした感じです。なんでだろう。
MID 関連でコンテストも開催するようなので、モヤモヤをすっきりさせてくれるような作品がでてくるとことを期待したいと思います。
当日はブロガーミーティングということで、プレゼンのあとは、MID をつかってなにをする? みたいなお題がでてグループディスカッションしました。どうも、グループディスカッションは苦手です...。
Atom のターゲットは当面、MID となっていますが、当然、携帯電話とスマートフォンがもう視野に入っているようで、発表でもそのあたりチラチラと触れられていました。フルスペックのインターネットアクセスがモバイルでも利用できるようになると、Webアプリケーションの可能性がさらに広がりますね。
個人的には、iPhone が Atom を使って x86 化するとか、MacBook Air がさらに軽くなってくれるとか、そういうのが現実的にうれしいです。でてこないかなあ...。
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