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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

ブログは本当におもしろい

なんか RTC カンファレンスというところで『ブログ限界論』という話があるというのを教えてもらいました。

RTCカンファレンスVol.28『ブログはなぜつまらなくなったのか』

紹介文のなかで、次のようなことが書かれています。

魅力的な文章でアクセス数を集めたブログの書き手たちはいつしかその熱量を失い、牙を抜かれた獣のように「丸い」文章しか書かなくなって更新自体も止まってしまうような姿が散見されます。

また、時期を同じくしてトラックバックスパムや悪質商法を促すようなブログ、SEO対策だけのために自動生成されるブログなどが増加し、ブログ本来のリンク関係や個人発言の信頼性、おもしろさがどんどんと失われて行きました。こうして、いつのまにか日本のブログは「なんだかつまらない」ものに成り下がっているように見受けられます。

「ブログがなぜつまらなくなったのか」と最初からきめつけて議論をするのはいかがなものかと思います。確かにスパムなどの問題はありますが、承認制コメント・トラックバックなど対抗手段も進んでいますし、悪質な SEO対策については、検索サービス各社も対処していることと思います。発言の信頼性だって、長く続けているブロガーについては増すことがあっても減ずることはないでしょう。そういうことでない?

ところで、みんなどうしてブログしているんでしょうか、わたしは牙を剥き出しにした猛獣のようにトゲトゲしい文章でたたきあいするのが正しいブログだとは思いません。そもそも魅力的な文章を書かなきゃいけないなんてルールはなくて、パブリックスペースであることを意識して書きましょう、というくらいじゃないかなあ。魅力なんて読む人しだいです。自分の好きなことを書いてみんなとシェアして楽しむのがブログじゃないかな。極端な話、楽しみをシェアしてくれる人が一人いれば、ブログを続ける価値もあろうというものいうもの。つまらないということは「シェアしてくれる相手がいない」か「自分と共感できるブロガーがみつからない」とか、そういうことじゃないかな。

『ブログはなぜつまらなくなったのか』、そして反対に『個人メディアがおもしろくなっていくには今何が必要なのか』を議論する時間にしたいと思います。

わたしは行きませんが、パネリストはみなさんブログを良く知っている人たちですし、主催者は前向きな方向に議論を持っていきたい意図も持っているようなので、カンファレンスの結果には期待したいと思います。ブログの面白さを教えてあげてください。はい。