twitter にみる private と public の違い
わたしのまわりの非常に狭い世間ではいまだに話題の twitter には、プライバシー保護のために自分のステータスを友人 (friend) 限定にするか、誰でも見られるようにするのか、どちらかを選ぶことができます。twitter 用語(?)では、前者を private、後者を public と呼んでいるような気がします。
public の人のステータスは、いつでも誰でも見ることができます。public の人のステータスをフィードするには、その人を自分の friend に追加 (add) するだけでいいのですが、private の人のステータスを見るためには、相手の人にも friend として add されないといけません。相手に friend として add してもらうというのがクセものでして、なぜなら、相手が public であれば登録しないでも見られるのですが、private の場合は、相手に登録してもらえないと見られない、気づいてもらってなんとか登録してもらうしかありません。しかし、登録してもらおうにも、メッセージをおくるには、friend として登録してもらわないといけません。結局、自分で friend として登録して、登録通知で相手に気付いてもらって登録してもらうしかありません。実際、なかなか登録してもらえなくて、オフラインでなんとかコンタクトして頼む、といったことも行われているようです。
こういうユルイ仕組みなので、プライバシーコントロールといっても、それ自体がとても安全だとか、そんなにすごいものではないと思います。この規模でやるのはエライと思いますけどね。
また、twitter には、自分が登録したfriend の数を friend として、自分を friend として登録してくれた人の数を follower と呼んで、それぞれのユーザーのページに表示しています。まあ、普通であれば、友人を登録すると友人に登録される、といった具合に friend と follower の数がバランスする、とそんな感じになるようです。
まわりの人の話を聞いていますと、この数字を結構気にしているようです。特に、friend が少なく、follower が多いと人気があるように見えるようですね。実際のこの数字、friend に登録すること自体はRSS リーダーに登録するくらいの意味しかないのですが、follower の数字はその人のステータスがどれくらいの人に読まれているのかを示す指標になります。人気な人は follower が数百人、多い場合には数千人という人もいます。で、friend < follower が発信力の高い有力な twitter の証拠。それって本当でしょうか。
この話、その人が public の場合にはあてはまるのですが private のときはまったくあてはまりません。なぜなら、private の場合には、friend の人にしか読めないので、follower の数字には意味がないのですよ。気にしちゃだめですね。隠れてなにか書いていたって読めないんじゃ意味ないよねー。twitter の醍醐味は public にして、いろんな人とおしゃべりを楽しむことだよねー。
って、話を昨日の飲み会でやっていました。先日の件で味をしめたので、話をしたら誰かに書いてもらえると思っていたのですが、今日は断わられたので仕方なく自分で書いています。ふう。
以前から言っているのですが、これからの社会では情報の入手能力、分析能力に加えて、情報の発信能力をどれだけ持つことができるかが重要になってきています。twitter というツールを限られた友人との会話のツールとしてみるのか、自分の発信能力を高めるためのオープンなコミュニケーションのためのツールとして考えるのか、twitter を始めとするミニブログの価値、その価値を自分でどう活かすのかはこのあたりから決まってくるのではないかと思ったりしている今日このごろです。はい。
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