LANDISK home
先日、PS3 のファームウェアを 1.80 にアップデートしたら、いきなり DLNA 対応になっていてビックリしました。これで PS3 は夢のメディアプレーヤーになったんですが、肝心のメディアサーバーがないと意味がありません。ということで、メディアサーバを求めてネットを徘徊、iodata の LANDISK home を購入してみました。
今回は PS3 に背中を押される形で購入したのですが、わたしの最近のディスクの使用量の増加は半端でないです。主にデジタル一眼レフカメラの画像で、D200 を購入してからというもの、RAW 撮影を基本にしてしまったので増加の一途です。最近は Aperture を使っていて、さらにディスクの使用量が膨らみます。ということで、ディスク容量の確保は頭のいたいもんだいで、いい NAS やディスクがないか、ずっと物色していたところでした。
LANDISK home には容量 1TB と 2TB のふたつのモデル (HDL4-G1.0, HDL4-G2.0) があるのですが、購入したのは 2TB のほう、128,000円からポイントバックで実質105,000円といったところでした。店頭で購入したのですが、箱自体もコンパクトなんですがなんとも重い。さすがハードディスクが4台つまっているだけのことはあります。実際に箱からだしても小さいですが、ずっしりと重さを感じます。ちなみに LANDISK home は、1TB / 2TB どちらでも4台のハードディスクをつかって標準で RAID 5 に設定されています。なので実際の容量は、それぞれ、750 GB / 1.5TB になります。
とりあえず、つかってみようとつないで起動してみたんですが、起動に時間がかかりました。きちんと測っていませんが、なんか数分かかっているような気がします。起動後、とりあえず設定をしようかな、とウェブインターフェイスを叩いてみたんですが、こちらも妙に反応が悪いです。なんでこんなに遅いんだろう、と思いました。ネットワークの設定などで再起動が必要なものは、結構なストレスです。まあ、どうせ電源いれたら起動しっぱなし、設定は最初に一度したら変更なんか滅多にしないので、まあいいといえばいいんですが。
カタログなどをみていると LANDISK home は名前のとおり家庭用という触れ込みのようです。家庭用ということで「静音」とか「コンパクト」とか、そのあたりを意識してつくっているようです。実際に使ってみた感じは「コンパクト」だけど「重い」です。「静音」については、低音のファンノイズがずっと鳴っていて気になるといえば気になります。感じ方の問題もあるとおもいますが、小型のファンのうるさい感じではありませんので、いいほうなのかもしれません。でも、うるさいので安定してきたら、サーバルームに放りこもうと思っています。
そうそう、コンパクトというには AC アダプターがでかかったです。
このあたりなんとかなるとうれしいですね。
実際の転送レート、こちらもきちんとは測ってはいないのですがAppleTalk で 100GB ほどの Aperture Library を転送(書き込み) してみたときの数字をとってみました。iMac と LANDISK home を GbE 対応スイッチングハブで接続、Jumbo Frame を 7K に設定しています。
7MB/sec 前後 (= 56Mbps) くらいはでているようです。RAID 5 なので、もうすこしでてほしいと思ったりしますが、まあこんなものでしょう。
で、肝心のメディアサーバ機能ですが、DIXIM で対応フォーマットがちょっと貧相です。PS3 は MPEG4/AVC とかサポートしていて、もっと低いレートでも高画質にできるのに対応していなくて、残念です。一方、BRAVIA X1000 でも認識しまして、MPEG2-PS で楽しむ分には、こちらにはちょうどよかったような気がします。でも、正直なところ、これじゃあまともに使えないなあ。
と、いろいろ使ってみたのですが、LANDISK home、値段的にはまあまあですが、いまいちなところがあってなんかいろいろ難しいなあ、というのが実感です。単純にNASとしてみてみると、値段はかなりこなれていて価格見合いで考えると悪くはないかもしれません。お手頃価格で大容量なディスクスペースを欲しいなあと考えている人には、チェックしてみる価値はあると思います。
しかし、いま、大容量ディスクスペースがほしいなんて人は目の肥えたユーザーが多いでしょうから、機能、性能面でもうちょっとがんばってほしかったです。今後のソフトウェアのバージョンアップで、よくなることを期待します。
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