Tungsten T2 と Salling Clicker
7月のサンフランシスコ出張のとき、Tungsten T を落して液晶破損させてしまって以来、m505 を使っていたのですが、先日、meet up で drikin.com な方に Salling Clicker をデモしてもらってクラクラしていました。12月上旬のある日、かなり疲れていた日、ふと魔が差したのか、SPARCO にて Tungsten を物色してしまいました。T2 と T3 でかなり悩んだのですが、Bluetooth が使えればいい、と思って T2 にしました。送料を入れても330ドル弱。高いのか安いのか...。一週間ほどで無事に到着しました。
Tungsten T と T2 の一番の違いは Graffiti でしょう。グリフはすべて1ストロークで書かねばならない Graffiti 1 に比べ、一部 2ストロークで書く Graffiti 2 は、一見、より普通っぽいのですが、わたしには中途半端でいけません。MidCapsHack のような機能も付いているし、いろいろ便利そうでもあるので、1週間ほど我慢して使って随分覚えたのですが、Graffiti 1 で記号までせっかく覚えたわたしには耐えられませんでした。なんとか戻したい、そう思って検索すると...、やっぱり同じ考えの人はいるようで、OS 5 の古い機種から Graffiti Library.prc と Graffiti Library_enUS.prc を持っていてインストールすれば OK とわかりました。早速、液晶の割れた Tungsten T からコピーしました。液晶が割れていて、タップできない Palm から吸い出すのには、えらく苦労しました。WingMenu (ちなみに作者のページはなかなかすごい) をインストールして、ボタンで操作できるようにして...。ともかく、吸い出して Beam して完成。前回と同様に CrossOver などもインストールして元通りです。
ちなみに、筐体の色はより白っぽく、液晶のバックライトもかなり明るくなりました。そういえば、電源を長押ししてもバックライトが消えません。どうすればいいんだろう...。
で、肝心の Salling Clicker ですが、なかなか遊べるソフトウェアです。要するに、Bluetooth 付きの Palm/CLIE から MacOS X のマシンをリモートコントロールできるようにするソフトです。まあ、いってしまえば、非常に高価なリモコンですね。
ボタンにアクションを割りあてていくのですが、Bluetooth を使ってインタラクティブに操作できます。例えば、iTunes を起動、PalyList 一覧を Mac から転送して、選んで曲を演奏させる、もし、曲に Artwork があれば、そのイメージを Palm にも転送する...、なんてことができます。DVD Player のリモコンにもなりますし、KeyNote のコントロールなんか朝飯前ってところでしょうか。こんどのプレゼンテーションのときには使ってみたいと思います。ボタンに割り当てられるアクションは基本的に AppleScript で記述できます。ということで、AppleScript でコントロールできるアプリケーションがそのままコントロールできたりします。いろいろ面白いことができそうな気がします。
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