Time Capsule
自宅内ネットワークを無線 > PLC > GbE と進歩(?) させて、いまではほとんど有線化していたのですが、PLAYSTATION3 や Wii といったゲーム機だけでなく、MacBook Air を買ってしまい、自宅に高速無線LANを整備するのは、もはや必然となってしまいました。ということで、802.11n 対応のアクセスポイントを物色。また、MacPro の内蔵HDD RAID にネットワーク越しに Time Machine を動かすと、なぜかどうもいろいろ不安定。そんなわたしにぴったりのアクセサリがありました。おわかりのように Time Capsule です。
Time Capsule は Airmac Extreme に HDD を追加して Wireless LAN AP + NAS といった感じです。ディスクのサイズは 500MB と 1TB の二種類が選べますが、こういうときは迷わず 1TB を選択です。サイズは、Airmac Extreme よりひとまわり大きいですが、AC アダプターが不要だからこれはこれでいいかもしれません。
セットアップは AirMac ユーティリティのバージョン 5.3 以上が必要でした。5.3 が入った disc が付属していますので、それで設定しました。最近、5.3.1 へのバージョンアップがでていましたので、それでも大丈夫だと思います。
無線LANアクセスポイントとしての Time Capsule は Airmac Extreme と同等ですね。802.11n で 5GHz 帯と 2.4GHz 帯を同時に使えず、切り替え式だったのは誤算でした。まあ、しかたがないので、802.11b/g 用には古いアクセスポイントを利用することにして、5GHz で動かすことにしました。
ネットワークディスクとしての Time Capsule もいたって普通ですが、Time Machine のバックアップ先として登録できるのがポイントでしょう。システム環境設定で、Time Machine のディスクとして Time Capsule を選択すればオッケーです。簡単で便利ですね。
ちなみに、おなじディスクスペースを普通のNASのスペースとして使うこともできます。Windows Fire Sharing という設定もあるから、SMB ベースでのアクセスもできるようです。使っていないので、それ以上はわかりませんが...。
Time Machine はデイリーでバックアップをどんどんとってくれるのでとても便利なのですが、バックアップ対象のデータよりもかなり大きな容量のバックアップ先を用意しておかないと意味がなさそうです。MacBook Air くらいならなんとかなりますが、Mac Pro など数百GB のディスクを使っているなら、数TB のディスクを用意したいところですね。ああ、いくらディスクがあっても足りる気がしません...。
NAS にバックアップをとるように設定してちょっと疑問におもったのが、データのプロテクションというかプライバシーコントロール。ネットワーク越しの Time Capsule へのアクセス認証は設定できるんですが、シェアードキーなので、Time Capsule にアクセスできる人は誰でもバックアップデータにアクセスできてしまいますね。一人で複数台持っているわたしみたいな人にとっては、NASにバックアップを集積できるのでとても便利なのですが、だれでもアクセスできてしまうのは、さすがにちょっと困ります。これは個人用として使うしかないんではないかしら...。一人一台をおすすめします。でも、人数分買うとなると、無線LANのアクセスポイント機能が余分か。まあ、それでもいいんですが...。
あ、ちなみに Time Capsule 自体のバックアップは USB HDD を接続して、ユーティリティから実行できます。バックアップのバックアップということで面倒ですが、泣かないためには必要ですね。
ということで、Time Capsule と Time Machine を使うと、簡単便利に個人用バックアップ環境を整えられます。でも、データの管理にはご用心 :-)。
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