毎日jpの記者発表会
今日、毎日新聞社が10月1日に新たに立ち上げる毎日jpの記者発表会におよばれしていってきました。ブロガー招待枠がありまして、なぜかGIGAZINEさんとか POLAR BEAR BLOGさんとか ガ島通信さんとかとご一緒させていただきました。ところで、最近、ブロガー名札やブロガーシートなどが用意されていて、正直なところ違和感を感じます。特別な待遇をいただいているのかもしれませんが、なんか恥ずかしいです。はい。
毎日jpは、2004年からMSNとやってきた流れを受けて、毎日新聞社が独自にやっていくサイトになるそうです。目指すは総合生活情報サイトということで、毎日新聞社の硬派な記事に加えて All About などから、生活やエンタメ系の情報なども提供を受けて運営していくそうです。
記者会見では「信頼」「オープン」というキーワードが特に目立っていたような気がします。発表のなかでも、毎日新聞社がもつイメージとして「開かれた新聞、論争のある新聞、役に立つ新聞」があげられており、信頼とオープンがこれまでもキーワードであったし、ネットの世界でもそれを広げていこうということのようです。具体的には、毎日新聞の取材力に基づく信頼できる情報を提供すること、また、オープン化では、ブロガーをアドバイザーにしたり、おすすめブログの紹介、ソーシャルブックマークの対応、RSSフィード、ブログパーツの提供などするようです。
個人的には、この二つのキーワードはネットの世界では意味合いが変わるんではないかな、と思っています。信頼というのは、人から信頼されるだけではなく人を信頼することも重要になります。ネットの世界では、一方通行の情報提供サービスには限界が感じられ、ユーザーと一緒に作るサービスが大きく伸びてきています。多くのユーザーに支持されコンテンツを集めていけるサービスというのは、ユーザーに信頼されていると同時にユーザーを信頼しているように感じます。オープンというのも、ユーザーへの信頼に基づいて実行されるもので、自由なコンテンツの活用などこれまでの著作権ビジネスを越えたところに新しいビジネスチャンスが生れてきているように感じています。信頼とオープンがキーワードになるのはいいとして、どこに信頼とオープンのバランスを置くのか、それがポイントになるのではないかと。
記者発表の後に、ちょこっとお聞きしたところ、RSS では全文ではないけど記事の一部をフィードする予定、記事の引用は現在の法令で許諾されている範囲であれば特に問題ないでしょう、とのお話をいただきました。毎日jpが今後どのようなサイトになっていくのか、来年3月がグランドオープンらしいのでそれまで見守りたいと思います。ちなみに、発表資料にあったスケジュールはこんな感じ。
ちなみに、毎日jpのコラムニストとして黒谷友香さんが登場されるそうです。ガーデニングの話を執筆するとのこと。記者発表会で間近に拝見できましてなんか得した気分でした。
そういえば、今週 (9/22号) のダイヤモンドは「新聞没落」なんてすごいタイトルです。ネットの影響がいよいよ新聞業界にも及んでいるのは間違いないと思いますが、なんともねえ。
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