lenovo ThinkPad の大和研究所で社会科見学
今日は、Lenovo の大和研究所の見学にいってきました。現在やっている広告「ベストエンジニアードPC」日本語で「最高のPC」というキーワードでやっている ThinkPad のキャンペーンの一環でブロガー向け見学会を開催するということで、月曜の真昼間というビジネスマンには過酷な時間ではありましたが、興味津々いってきました。
まずは ThinkPad の耐久性についての考え方などについての座学から始まります。耐久性をウリにしている某社のノートパソコンなんかよりもっと厳しい基準の試験を潜りぬけた ThinkPad はとっても耐久性があるんですよ、という静かなアピールを受けた気がしました。宇宙空間でのシェア 100% とか、スケルトンモデルがあるので見てください、という話もあって面白かったです。そうそう、宇宙モデルは、本当に普通の市販モデル A31p だそうです。NASA の基準をクリアするように作られた市販モデルとはなかなか興味深い話です。もし宇宙旅行するつもりの人はいまから使って気分だけでも宇宙しておくのもいいかもしれません。
で、座学のあとは実際に性能試験の現場を見せてもらいました。摂氏0度の環境試験室、音響試験のための半無響室に残響試験室、EMI試験のための電波暗室に、衝撃試験のための部屋などひととおりの見学みせてもらいました。一部を除き基本写真撮影もできたので、写真もみてください。とても充実した試験環境だなあ、と思いましたですよ。
ここでレノボの方が強調していたのは「実際の使用環境に合わせた試験も用意してテストをしている」ことで、角から落としたり、片手でパネルを開いたり、小物がつめあわさった鞄にいれて自転車で移動なんてシーンにありがちな局所荷重をかけたりと、単なる通り一辺倒ではない試験をやっているとのこと。他のメーカーさんの試験現場を見ていないのでどれだけスゴイのかはわかりませんが、蓋を閉じたタブレットPCのLCDパネル側の上の大人の男性が片足立ちして壊れない ThinkPad を見せられるとさすがに説得力を感じました。というか、試験をされている ThinkPad が床に叩きつけられたり、G をかけられたり、上からグリグリ重さをかけられたりされている姿を見ていると、胸が締め付けられる感じがします...というかココロガイタイ...。そんな試練を潜りぬけた ThinkPad はエライ。
試験室見学会の最後、ThinkPad の過去モデルの展示を見せてもらいました。個人的には、自分で初めて買った ThinkPad 530 にはあえませんでしたが、初代 ThinkPad から ChipCard などのキワモノも見られて懐しさを感じられてよかったです。そういえば、仕事で実際に使ったのは 560 と 600シリーズ、当時 Linux や BeOS など各種 OS をインストールするのがなぜか仕事になっていて、ドライバーの選択、設定などいろいろ四苦八苦していろいろやっていたのを思いだしました。丈夫で堅牢、必要ならコンポーネントもバラ売りしてくれる通好みの保守体制がわたしも好みでした。派手は機能はないけど、普段もいざというときも安心して使える、そんな良さが ThinkPad の良さだったような気がします。この良さは IBM から lenovo に変わっても維持されているとのことでしたが、今後もずっと維持されるといいなあ、と思いましたです。
ちなみに、今回のおみやげは Lenovo Flash Memory (256MB) と ThinkPad ノート。このノート、赤いポッチを触っても反応がないのが残念です :-)。
見学会としては、なかなか普段に見られないもので楽しませていただきました。耐久試験に的を絞ったものになっていましたが、耐久性の善し悪しは長く使うとよくわかる気がします。最近、MacBook が重くてかなわん、と思ってきたところ、軽くて丈夫なマシンにも興味がでてきてしまいました。それにしても、ThinkPad 上で MacOS が動けばいいのに...。
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