XML開発者の日に参加してきました
昨日の11月24日、XML開発者の日で講演とパネルに参加してきました。見にきていただいた方、ありがとうございました。今回のテーマは、REST と Atom で、ウェブログとも関係の深いエリアで、他の方々のお話は非常に興味深いものでした。
村田さんから Trackback の話を、ということで、講演では RESTっぽいウェブAPIのひとつとしてのトラックバックについて、またパネルでは、実際にサービスの構築側に身を置いている立場でお話ししたつもりです。個人的な感想をまとめると
- Atom への注目度は高かった。一方、過大な期待をしすぎないことも重要
- RSS や WebDAV と大きな違いがなくても、ウェブログのためのプロトコルが標準化されて、主なサービスが対応することのメリットは大きいと改めて思いました。でも、すべてのウェブサービスが Atom 向けなわけではないので、なんでもかんでも Atom にする必要はないと思います。
- REST はクライアント開発者にとっての福音、でも、サーバ側は大変...
- REST のシンプルさは、REST ベースのサービスの利用者にとっては、理解や開発のしやすさの面で、既存のウェブサービスの仕組みより扱いやすいのは間違いないでしょう。ただ、サービス提供者側の構築、運営も簡単になるとは限りません。まじめに作ろうとすると、実は大変です。
- REST の制約は、絶対的なものとして捉えなくてもよい?
- 上記とも関連しますが、あまり REST の制約にこだわりすぎると、お金という意味だけでなく、計算機リソースやネットワークリソースなど含めたサービス提供者側のコストが増大し、最終的に、利用者にも不便なものになる場合もあります。REST というスタイルのメリット、デメリットを天秤にかけつつ、シンプルなものを作るのがいいと思いました。REST は規則ではなく、スタイルなのです。
最後にわたしの講演資料を置いておきます。
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