「QUIDAM」の東京公演、観てきました。この半年くらい、ずっとテレビで宣伝していたので、ご存じの方も多いと思いますが、パフォーマンス集団「Cirque du Soleil」がやっています。「サルティンバンコ」も有名ですね。とても素晴らしかったです。

観にいったのは、今回が初めて。

実は、なんども「すごいサーカス団だよ」と聞かされていて、象の曲芸「パォーン」とかそんなのを思い浮べて「サーカス?つまらん」と、勝手に思い込んでいました。そんなある日のこと、テレビを見ていると、'去年のアカデミー賞授賞式の会場、屋根から降りてくるバケモノのような人、人、人。「これはすごいパフォーマンスだ」と思い、聞いてみたら、それが「Cirque du Soleil だよ」でした。

どこがサーカスなのだろうか、観てきたら余計に疑問に思います。これは芸術です。

「QUIDAM」はストーリー仕立てになっているパフォーマンスで、アヴァンギャルドな雰囲気、アクロバティックな演目、そしてコミカルなクラウンがタイミングよく入れかわり、それぞれ楽しませてくれました。演技をしている人の筋力と体の柔らかさののすごいことなんのと、驚くばかりです。なわとびの新しい楽しみ方も見せてくれました。舞台の中心でスーパーパフォーマンスしている後ろ、目立たないところで、ずっとくるくる回っている人がいて、妙なシュールさを感じたり。すみからすみまで気合いがはいっていました。いやー、すごいです。DVDも買ってしまいました。

でも、前衛的なのが苦手な人、普通のサーカスと思っている家族連れには向いていないです。近くに座っていた子供は退屈なのか暴れていました。ご注意を。