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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

本田宗一郎と井深大展

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江戸東京博物館で開催中の企画展「本田宗一郎と井深大」を観てきました。HONDA と SONY という戦後すぐにベンチャーとして立ちあがり、世界的企業になった両社の二人の偉大の創業者の足跡を、その製品とともに展示していました。

ソニー設立のころ作った炊飯器など、失敗作を含めてたくさんの実物が展示されていました。興味をそそったのが、実物とともに展示されていた宣伝用のパンフレットやメッセージで、早い時期から、両社が世界を目指して、声を高々とあげながら、いろいろなチャレンジをしていたことがよくわかります。また、常に世界を意識することで、日本でも屈指の大会社になったのだと思いました。

今回初めて知ったことの一つは、戦後すぐ、会社を作って挑戦をはじめたのは二人とも40裁前後だったこと。もっと若いころに作ったのかと思っていました。挑戦にいたるまでの期間も大切でしょう。本田宗一郎はホンダ設立前から、若くして芸者遊びで有名だったり、井深大も、盛田家から借金してまで自動車を買って乗っていたそうです。今回はあまり脚光があてられていませんでしたが、二人をささえる経営のプロの存在も重要です。しかし、親友同士だったという本田、井深の二人の唯一のコラボレーションが携帯テレビと携帯発電機だったというのは初めてしりました。

日本でもベンチャーがもっと生れる素地を作ろう、とか、ベンチャー支援制度を拡充しよう、といった声がよく聞こえてきますが、助けを求める前に、まず地道な努力の積み重ねと、そして最後は心意気ではないか、と強く感じました。

ちなみに、博物館のページを印刷してもっていくと100円割引があります。ついでに江戸東京博物館の常設展示も見てきましたが、以外に豊富な展示に結構楽しめました。時間があれば、一緒に観ることをおすすめします。