dh memoranda

徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

Orkut? ソーシャルネットワーク?

最近、なぜかソーシャルネットワークがいろんなところで話題です。まわりでも、Ryze やら Friendster やら Linkedin やらの話をよく聞きます。聞くといっても「もりあがっているらしいですねー」と皆さん、あまり熱心に使っているわけではなく「米国で流行っているらしい」「ベンチャーキャピタルから投資をうけてすごいらしい」とか、そういう延長線なんでしょうか。

なんか一応、新しいインターネットテクノロジーについては、よくいろんな人から聞かれる商売をしているので、調べたり、一通り試してみたりしているのですが、理論的には「Tipping Point(邦訳)」や「Six Degrees」とか、そういう背景なんだろうなあとまあ、頭で理解できます。要するに、「友達の友達はみな友達」で、そういう友達同士の情報交換があるとき「臨界点」を越えて「ムーブメント」になる、と。

でも、いままでこれらのサービスに個人的な興味を持つことがいまいちできませんでした。それもそのはず、わたしは、年賀状を出さないし、名刺はいただいてもきちんと管理していないので、必要なときにには探すのに苦労したり、そういえば、昔の友人はどうなったんだけ、とか、とにかく非常にソーシャルネットワークとは無縁の生活なのです。そんなわたしがなぜウェブログ...ともかく、そんなわたしに、あの Orkut への招待状が来たのです。

ちなみに、ソーシャルネットワークのサービスで、いままで試した中で、ちょっと使えるかな、と思ったのは Linkedin です。CEOの Reid Hoffman がシックス・アパートにも投資をしているからヨイショ、というわけではありません。これは完全なビジネス仕様のソーシャルネットワークサービス。いきなりプロフィールとして職務経歴書を登録してしまい、あまつさえ、Reference を他人に登録してもらうという豪快さです。完全に米国スタイルの転職市場にターゲットしているのだと思いますが、日本ではちょっと考えられないような...。
といいつつ、連絡が疎遠になりがちなわたしのようなイイカゲン人間にとっては、自分の交友リストの管理として使うには、ちょっと便利です。しらないうちに知合いがいきなり転職していていても、これで安心。でも、そんな用途で使う人、どれくらいいるのかな。その前にものぐさなわたしは、そもそも最初の入力の途中で断念していて...って閑話休題。

OrkutGoogle の従業員が作ったと評判の出会い系サイト。出会い系というと日本ではなにかと「男女交際」とか「援助交際の温床」とかそういうダーティーなイメージ(カタカナで書くと、暗い印象よりは明るい感じがしますね) が付きまとうのですが、米国の人達の様子では、もうちょっと健全で健康な感じ (ソーシャルでスマートなイメージ?) のようです。で、ソーシャルネットワークブームがさらに盛り上がるんでしょうね。

とにかく「あの Google が!!!」と話題の Orkut ですが、まだベータ版です。試してみようにも、紹介されないと入会できない仕様です。くちこみを非常に重視していることがうかがえます。今回は、せっかく紹介してもらったので早速入会してみました。

画面は非常にポップな感じ。入会すると、まずは名前などに始まって、趣味、職業、はては政治指向や宗教など、非常に細かい情報までを入力させていきます。これらの情報から、自分と趣味、指向の合う人を見つけていくことになるんでしょうね。殆どの人が自分の写真を登録していて、かつ、情報をオープンにしていることに驚きます。最近は、わたしのプロフィールやら職業やらバレバレなので、ある程度はあきらめてあまり気にしなくなりましたが、このあたり「ソーシャル」といっても全然思考が違うことがわかります。

基本的には友達リストにどんどん自分の友達を登録していくことから始めます。このネットワーク、招待されないと入会できないということで、友達をどんどん紹介させてネットワークをどんどん広げていくようになっています。招待するには名前とメールアドレスを入力するだけ。とっても簡単です。自分が登録されたときには、逆にコイツはトモダチか?と確認してきますので、Yes/No で答えるだけ。これは気軽です。

Orkut の面白い機能としては、コミュニティとカルマでしょうか。コミュニティはオープンなBBSみたいな機能が使えて、オープン思考。おはなし用の Forum だけでなく Event なんて機能があるところは Meetup のようなところを狙っているのでしょうか。Forum も顔写真ベースの BBS でかなりイイ感じです。みんなほんもののニコっとわらった写真でひらた なアイコンを張りつけているわたしは、かなりウいています。とほほです。このあたりは、LiveJournaliChat 的、とでもいえばいいんでしょうか。

カルマは自分の知合いに点数を付けてしまうという、なかなか豪快な機能です。「Fun」はOn/Off を設定できて、他の人からみえるんですが、他の「Trusty」「Cool」「Sexy」という三つの分野は3点満点で、他の人にはわからないように隠してあります。それぞれ、点数をつけてあげることができるんですが、相手には、最終的な点数しかわかりません。点数が多いほど、きっといいことがあるんでしょう。こんなところは、ただ友人が多いだけではなくて、点数の価値を多元的に考えていそうで、Page Rank や Google Juice っぽい雰囲気を感じますね。

全体として「なにが面白いのか」を的確な言葉にするのは難しいのですが、友人を増やしたり、カルマの点数を上げることが、ウェブページにおける Google のページランクを増やしたり、被リンクページ数を増やしたりすることに、ちょっと似ている気がして、面白いかなー、と感じたりしました。出会いを求めていないわたしが面白いと感じるのだから、かなり変ですがね。Orkut は、出会い系でも世界征服を狙っているんでしょうか? それとも単なる遊びでしょうか? IPO対策でしょうか? 興味はつきませんが、すくなくとも遊んで面白いと感じることは、これからのサービスにとって、とても重要なことですし、そういうところが Google っぽいところでしょうか。日本の欲望ドリブンな出会い系(かなり偏見)とガチガチなビジネス系の中間、いや、ポジションなんてよくわからないな、この Orkut。一時の遊びか、それとも本物か、今後、ちょっと注目しておきたいサービスです。

ということで、ちょっと試しに知合いを数名登録してみました。わたしの知り合いで、こういうのに興味のある、招待希望な人は連絡くださいね。