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徒然なるままに日暮らしブログに向かいて...

Airmac Extreme

いまさらですが、Airmac Extreme のベースステーション を使ってみました。ちょっと借りてきて、自宅で使っています。さすが Apple というか、非常に使い勝手がよかったので、ちょっとレポート。

いま、MELCO の WBR-G54 をベースステーションに、Powerbook G4 と自作デスクトップ (Windows XP) を無線クライアントとして収容しています。プリンタはデスクトップに HP DeskJet-5551 を接続し、Powerbook で印刷するときは、USB を接続しなおす、という結構おバカな状態でした。 Powerbook G4 は 550 MHz のものですから、無印 AirMac。また、デスクトップも無線収容しているのですが、Linksys の PCI カード、カードバスアダプタ経由でWLI-CB-G54 、の両方の組み合わせは上手く動かず、折角の 11g を活用できていませんでした。そこで、Airmac Extreme の出番と相成ったわけです。

11g の活用のため、デスクトップに Ethernet NIC を装着、AirMac Extreme に接続しました。 また、Windows デスクトップに接続していた DJ-5551 も AirMac Extreme に接続しなおし、Rendezvous で Mac からもリモートプリントできるようにしてみました。

Rendezvous でのプリンタ共有はとっても簡単でした。AirMac 側は USB に差すだけで自動認識されました。Powerbook 側では、プリントセンターを起動し、Rendezvous でプリンタを選ぶだけです。Windows XP はちょっと面倒ですが、AirMac Extreme に割り当てた IP アドレスに対して、Standard TCP/IP Port を設定して Port を設定すれば、動作しました。

11g のアクセスポイントには、「アクセスポイント間通信 (WDS)」機能が付いているものがあります。この機能を使うと、Ethernet ポートしかないデスクトップを無線LAN化することができます。11b でもメディアコンバータ的に使えるものはありますが、ハブを使って複数台のクライアントを収容したりはできませんので、WDS のほうが高機能と言えるでしょう。の機能、メーカが異なると動かないかもしれない、とも思ったのですが、Broadcom のチップが入っているアクセスポイント同士なら大丈夫だろう、と試したところ、見事に動きました。

WDS の設定ですが、MELCO の WBR-G54 に、AirMac Extreme の MAC Address を WDS のクライアントとして登録しました。また、AirMac Extreme には無線クライアントは収容しないようにして、さらに 11g 専用モードにしないと、11g らしいスループットはでませんでした。

いままで、11b で 2.5 - 3Mbps くらいだったものが、10 - 12.5 Mbps くらい出るようになりました。11b/g の混在環境ですし、こんなものでしょうか。早くなったので、とりあえず満足です。これまでも、無線LAN環境で使ってきたのですが、11g によって、安価かつ高速な環境が手にはいるようになってきました。また、11g の標準化も完了し、機器間の互換性問題も収束していくと思います。セキュリティ問題などもありますが、802.11系無線LANの真価は、企業内よりも家庭内にあるのでは、と強く感じます。