コミュニティ支援ツールと運営ビジネス
今週は、サーバのシステム更新に合わせて、いくつかのコミュニティー支援ソフトを合わせてインストールしました。現在、uva では、わたしのページ(これ)を含めて、いくつかのサイトを動かしています。これまでは、それぞれのサイトのオーナーに任せていたのですが、使いたい、という要望も増えてきたので、今回、思い切ってインストールしてみました。
QuickML はメーリングリストの管理ソフト、というかメンバーが作成を含め自主管理できる画期的なものです。といってもメールのヘッダを利用しているので、慣れるまではちょっと時間がかかりそうです。
xoops はニュースサイトやコミュニティサイトの運営ソフトといえばいいのでしょうか? themacentralにあるテーマなどを利用すれば、一から自分で作るのにくらべ、かなり簡単にサイトが運営できます。
MovableType はまさにこのページでも利用しています、weblog ツールです。管理のしやすさや、機能も素晴しいのですが、template や StyleSheet の利用の仕方でも技量を感じざるを得ない、すばらしいツールです。
ネットバブルといわれた 2000年前後の女性サイトやポータルなどのコミュニティサイトの開発には多大な費用がかけられていました。メールマガジンの運営会社が上場してしまったり、メーリングリストの管理会社がベンチャーキャピタルから多額の出資を受けることができたのは、簡単にはこれらのシステムを作ることはできず、ユーザの利用を見込んでいたと思われますが、上記のツールを見ると、そのような幻想はもう終わったとハッキリと理解することができます。運営する人はもっと簡単にコミュニティを作ることができ、多くのリソースを運営にかけることができるでしょう。また、今後はサイトを作るコストが低下するわけですから、より多くのサイトができるでしょうし、競争も激化してくることが予想されます。
ここからビジネスにつなげていくためには、広告モデルでない、サイトの利用者から運営者への直接のお金の流れを作りだす、小額決済、課金の仕組みやそもそものサイト利用者の意識の変化も重要です。NPOや個人事業の立ちあげをもっと簡単にしたり、コストがかからないようにすることで小さな起業をたくさん作りだすことこそ、新しい産業の芽を作るためにも必要です。
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